子供にどんな絵本を読んだらよいのかわからない。
この記事では、そのような悩みにお答えするために、日本語の絵本を紹介します。
今回は、ぽんたのじどうはんばいきを紹介します。
私は、子供に、4000冊以上の絵本を読み聞かせしています。回数で言えば、10000回以上は読み聞かせをしています。アメリカでも、英語の絵本を楽しんでいます。その経験を踏まえて、絵本を紹介します。
ぽんたのじどうはんばいき
今回の絵本は、ぽんたのじどうはんばいきです。
作・加藤ますみさん、絵・水野二郎さんです。
ひさかたチャイルドの発行です。
第1刷の発行は、1982年です。
あらすじ
ふもとのむらで自動販売機を見たぽんた。ぽんたは、すっかり自動販売機を気に入りました。
ぽんたは、はっぱを色んなものに変えるのが得意。そこで、ぽんたは、自動販売機を作って、森の広場に置きました。
自動販売機には、「うえのくちからはっぱをいれてほしいものをいってください」との張り紙。
自動販売機の前には、ライオンくん、きつねのおんなのこたち、さるくん、たぬきのおんなのこたちが次々と来ます。
ぽんたの自動販売機からは、何がでてくるのでしょうか…
感想
自動販売機の魅力
子供は、自動販売機好きですよね。
我が家の子供は、いつも自動販売機を見かけると、自動販売機の購入ボタンを押したがります。取り出し口に手を差し込みたがります。
自動販売機は、子供を引き付ける不思議な魔力があります。そんな自動販売機の魅力を描いたのが、この作品です。
ぽんたの発想力
ぽんたは、自分で作った自動販売機の裏に隠れて、木の葉と引き換えに、みんながお願いをしたものに変えます。
みんなのお願いは、時には、予想外のものも。
そんなときは、ぽんたが知恵を働かせ、発想転換。
例えば、たぬきのおんなのこが「おともだちをください」と願います。ぽんたは、頭を抱えます。
でも、ぽんたは、思いつき、ぽんた自身がぽんと飛び出す。発想力を生かして、見事に願いをかなえます。
さまざまな工夫
本絵本は、一番最初の冒頭に、ぽんたが自動販売機を作ることになった経緯を11行程度で先に説明してくれています。
その部分がなくても、話は理解できますが、導入があって、わかりやすかったです。
他の絵本にはない工夫でした。
自動販売機は、折りたたんでいるページをめくれば、ものが出てくる仕掛けもある絵本でした。
まとめ
今回は、ぽんたのじどうはんばいきを紹介しました。
我が家の子供は、「やきそばじどうはんばいき」というしかけ絵本が好きで、図書館で借りて読んでいました。
しかし、絶版で、販売しておらず、自動販売機つながりで、この絵本をネットで購入しました。
少し文字数が多い絵本ですが、そのことを感じさせないポンタの発想力です。
しかけ絵本は、他にも面白い作品があります。以下の記事では、他のしかけ絵本を紹介しています。そちらの記事もあわせてお読みください。
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