10月5日(水)、リングセントラルコロッセウムで、メジャーリーグを観戦しました。
2022年、レギュラーシーズン最終戦です。
大谷翔平選手の登板予定日でした。
大谷選手が史上初の打者、投手の両方で規定に到達できるかがかかった試合です。
これは見逃せないとうことで、観戦に行きました。
今回は、当日の球場の雰囲気を紹介します。
試合
試合は、ロサンジェルス・エンジェルス対オークランド・アスレチックス戦です。
観客が少ない
残念ながら、球場には、ほとんど観客が入っていませんでした。
両チームとも、下位に低迷し、消化試合に突入しているので、仕方ないのかもしれません。
内野席でも後方はほとんど空いていました。外野席はもちろん、2階席も空席が目立ちました。
残念ながら、大谷翔平選手の記録も、注目度は、低いのが現実でした。
一塁(ビジターチーム)側は、エンジェルスのユニフォームを着たファンが占拠。
大谷選手が登板することもあってか、いつも以上に、日本語が耳に入り、大谷選手のユニフォームを着た方を見かけました。
5回途中まではパーフェクトゲーム
大谷選手は、5回1アウトまで、パーフェクトの投球。
四球すら1つも出しませんでした。
少し前の登板でも、パーフェクトに近い登板をしていたことから、今回こそはと期待が高まりました。
危なげない投球で、このまま、9回まで完全試合でいくのではと思わせる内容でした。
転機となったのは、背番号21。
Stephen Vogt(スティーブン・ボート)選手の打席です。
転機
スティーブン・ボート選手は、キャッチャー。
今シーズン限りでの引退を表明しており、今日が最後の試合です。
ボールが先行し、あっという間に、3ボール。
その後、ファールなどで、3ボール、2ストライク。
最後に、ボート選手は、ボール球を見送り、ファーボールで出塁しました。
アスレチックスファンからは、大きな拍手が送られました。
その直後、ツーベース、犠牲フライで、あっという間に、1点。
失点直後、大谷選手は、手を気にするようなしぐさをみせます。
マウンドには、コーチ、通訳などが集まります。
結局、大谷選手は、続投し、1失点でしのいだものの、この回をもって降板しました。
最後の輝き
この日、球場で、一番の注目を浴びたのは、スティーブン・ボート選手でした。
恥ずかしながら、私は、ボート選手を知らず、この試合で引退することも知りませんでした。
最初の打席で、アスレチックスファンからスタンディングオベーション。
それで、初めて、スティーブン・ボート選手の引退試合であることを知りました。
バッターボックスに入る際、アナウンサーに代わり、お子様さんが名前を読み上げます。
大谷選手は、スタンディングオベーションがやむまで、マウンドから降り、時間をつくります。
7回の第3打席では、ボート選手は、4番手の投手が投げた球を、ライト方向に大きく打ち上げます。
打った瞬間から観客は立ち上がります。アスレチックスファン、エンジェルスファンは関係ありません。観客が総立ちです。
そのまま打球は、ライトスタンドに一直線。ホームランでした。
今日の試合で、一番の歓声があがった瞬間でした。
まとめ
大谷選手が新たな記録をつくる一方、同じ試合で引退する選手もいました。
グランドでは、選手の人生が交錯しています。
大谷選手ほどの成績は残していないかもしれませんが、今日の試合で一番輝いていたのは、間違いなく、ボート選手でした。
大谷選手を見に行ったつもりでしたが、メジャーリーグの面白さに触れた試合でした。
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