英語の絵本を読みたいけれど、どの絵本を読んだら良いかわからない…
この記事では、そのような悩みに対処するために、英語絵本の選び方を４つ紹介します。
この記事を読めば、初心者の方でも、英語絵本の選び方がわかるようになります。
私は、日本にいたとき、子供に、４０００冊以上の絵本を読み聞かせしてきました。回数でいえば、１万回以上読み聞かせをしました。アメリカに来てからは、英語の絵本で読み聞かせもしています。その経験を踏まえて、英語絵本の選び方を紹介します。
まとめ
初心者におすすめする英語絵本の選び方は、以下の４つの方法です。
- 現地の教師がすすめる絵本を選ぶ
- 賞を受賞した絵本を選ぶ
- 日本語訳が出版されている英語絵本を選ぶ
- 子供が興味を持った分野やキャラクターの絵本を選ぶ
以下、具体的に、４つの方法を紹介します。
現地の教師がすすめる絵本を選ぶ
英語絵本は、現地の教師がすすめる絵本を選ぶことがおすすめです。
特に、初心者の方には、キンダーガーデンや小学校低学年の授業を担当している先生が紹介してくれた絵本が良いです。
私は、日本人（特に子供）が英語を学ぶ際は、なるべく現地の子供と同じ方法で学習した方が良いと考えています。
アメリカ人が英語を読めるのは、学校で多くの文章を読んできたからです。その学校で授業を担当しているのは教師です。教師は、沢山の絵本を読んで、素晴らしい絵本の中から、教材を選んで、授業で紹介しています。このような理由から、現地の教師がすすめる絵本は、素晴らしい絵本が多いです。
でも、実際に、アメリカには住んでいないし、アメリカの教師なんて知りあいもいない。そんな場合でも大丈夫です。
例えば、アメリカ版のアマゾンのサイトでは、「Teacher’s picks」というものがあります。これは、何百人もの教師からのフィードバックを踏まえて、読書力を向上させるために役立つ絵本をリスト化したものです。K（キンダーガーデン、日本の幼稚園）から8th grade（８年生、日本の中学２年生）の学年別に分けて、絵本を選択することができます。
こういったリストに掲載された絵本を選べば、アメリカの教師の知り合いがいなくても、良質な英語絵本を知ることができます。
私は、実際にアマゾンのサイトを見ましたが、学校の先生からすすめられた本は、ほとんど掲載されていました。
Teacher’s picksのリンクは以下の通りになります。こちらも併せてご覧ください。
賞を受賞した絵本を選ぶ
アメリカの著名な賞を受賞した絵本から英語絵本を選ぶこともおすすめの方法のひとつです。
絵本の賞は、Newbery Medal、Caldecott Medal、Coretta Scott King Illustrator Award,、Pura Belpré Illustrator Awardなどです。
その理由は、賞は、複数の専門家からなる選考員の意見を踏まえて決定されることから、質が担保されているからです。
実際に、我が家でも、賞を受賞した本も読んでいますが、面白い絵本が多い印象です。
賞を受賞した絵本は、実物の絵本に、シールが貼ってあるので、他の絵本と区別しやすいです。
アメリカには、たくさんの絵本向けの賞があります。絵本の賞であっても、受賞した作品は、難しい内容の作品もあることから注意が必要です。
個人的には、セオドア・スース・ガイゼル賞 (Geisel Award)を受賞した作品が良いと感じています。この賞は、絵本の中でも、初心者向けの絵本を対象とした賞ですので、初心者でも読みやすい絵本が多いです。
例えば、セオドア・スース・ガイぜル賞とその次点の受賞作は、ウィキペディアなどにまとめられていますので、それが参考になります。
ウィキペディアのページは以下の通りです。
日本語訳が出版されている英語絵本を選ぶ
日本語版が出版されている英語絵本を選ぶのも良い方法です。
出版社が日本語版を出版するということは、外国で人気があり、面白い絵本である可能性が高いからです。つまらない絵本は、売れませんので、日本語版で出版されることもありません。
例えば、エレファント＆ピギーの絵本は、その一部が、日本語でも、「ぞうさん・ぶたさんシリーズ絵本」としてクレヨンハウスから出版されています。
日本語訳が出版されている英語絵本は、日本語版だけを読めば良いようにも思えます。
でも、英語絵本は、英語の原文で読むことが大切です。実際には、英語で読なければわなからない単語や言葉のニュアンスもあります。
我が家では、日本語版は、英語絵本の訳がわからないときなどに、補助的に使用しています。
子供が興味を持った分野やキャラクターの絵本を選ぶ
絵本を子供に読み聞かせをする場合には、子供が関心をもっている分野やキャラクターが登場する絵本を選ぶのも良いです。
英語の読み聞かせは、日本語の絵本以上に、子供に最後まで話を聞いてもらうのに苦労します。子供は、英語がわからないと、途中で話を聞くことにあきる可能性があります。そのようなことを避けるためには、子供が関心を持っている分野、キャラクターの絵本を選ぶ方が良いのです。
例えば、おさるのジョージが好きなのであれば、その延長でおさるのジョージの英語版の絵本に挑戦してみるなどです。
我が家の子供は、ディズニーの特定のキャラクターが好きなので、そのキャラクターが登場する英語絵本をよく読んでいます。
子供の興味や関心を中心にすれば、英語絵本選びがうまくいく可能性も高まります。
まとめ
今回は、英語絵本を選ぶ４つの方法を紹介しました。
英語絵本は、日本語の絵本とは異なった面白さがあります。英語絵本を読むことによって、英語だけでなく、その国の文化を学ぶことできます。
たくさんの素敵な英語絵本との出会いがあればいいなと思っています。
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