物の値段が上がって、大変…
そんなことないですか。
私は、アメリカでの生活で、家計のやりくりに困っています。
本当に、アメリカは、物価が高い…
アメリカに来る前は、経済の知識が全くありませんでした。
これでは、だめ…、経済のニュースに関心を持つようになりました。
経済のニュースを知れば、世の中のことが少しずつわかってきますね。
今日、米国雇用統計の発表のニュースが流れていました。
そこで、英語の記事を読んで、米国雇用統計を勉強してみましたので、紹介します。
米国雇用統計とは
米国雇用統計とは、アメリカでの雇用の情勢に関する統計です。
非農業部門の雇用者数、労働時間、平均時給に関する詳細な産業別推計がまとめられています。
雇用統計は、アメリカ合衆国労働省(United States Department of Labor)の労働統計局
(U.S.BUREAU OF LABOR STATISTICS)が作成しています。
労働統計局は、毎月第1金曜日午前8時30分に、前月のデータの雇用統計を公表します。
雇用統計は重要な経済指標
雇用統計は、重要な経済指標とされています。
なぜなら、アメリカの中央銀行であるFRB(The Federal Reserve Board、米連邦準備制度理事会)は、政策金利を決定する際に、雇用統計を参考資料のひとつにするからです。
FRBが政策金利を変更することによって、為替、株式、債券などに大きな影響が及びます。
そのため、政策金利の変更に影響を与える雇用統計の発表は重要です。
注目すべき数字
雇用統計の中でも、注目すべき数字は、非農業部門雇用者数(nonfarm payroll employment)、失業率(unemployment rate)です。平均時給も重要です。
非農業部門雇用者数
非農業部門雇用者数とは、農業従事者とその他一部の職種を除いた米国内の労働数を示す指標です。
雇用が増えると、賃金が増えます。賃金が増えると、個人消費も増加すると予想できます。
失業率
失業率は、労働力人口(労働力人口は、就業者と失業者の合計)に対する失業者の比率を表すものです。つまり、仕事を失っている人がどの程度いるかということです。
失業率は、失業者数÷労働力人口×100で計算します。
失業率が低ければ、個人消費が増え、失業率が高ければ、個人消費が減ると予想できます。
数字で何がわかるのか
FRBは、政策金利を動かすことで、景気を調整しています。
例えば、失業率が低いなど、雇用統計の内容が良いければ、景気は良いことになります。
しかし、賃金や物価が急上昇するようになれば、FRBは、金利を引き上げ、企業の経済活動を抑えようとします。
金利が上がれば、株式をもっているよりは、確実に金利がつく国債をもっている方がお得になってくるために、株は売られ、株価は下がりやすくなります。
逆に、雇用統計の内容が悪ければ、景気は悪くなっています。
FRBは、景気を回復されるために、金利を引き下げ、企業の経済活動を活発化させようとします。
金利が下がれば、株が買われるようになります。
もちろん、この通りになるとは限りません。
また、雇用統計は、為替にも影響を与えます。
まとめ
今回は、英語の記事から、米国雇用統計を学んだので、紹介しました。
以下の記事でも、経済のことを紹介しています。そちらの記事もあわせてお読みください。
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