子供に英語絵本の読み聞かせをしたい…
でも、どの英語絵本を読んだら良いのかわからない。
この記事では、悩みを解消するために、英語絵本を紹介します。
英語絵本の読み聞かせは、英語の学習に最適な方法です。
今回は、「Can a Cat Do That?」です。
私は、日本で、子供に、4000冊以上の絵本を読み聞かせしました。回数で言えば、10000回以上は読み聞かせをしています。アメリカでは、英語絵本の読み聞かせを始めました。その経験を踏まえて、絵本を紹介します。
「Can a Cat Do That?」とは
絵本の情報
今回は、「Can a Cat Do That?」を紹介します。
エリック・カールの作品です。
エリック・カールは、「The Very Hungry Caterpillar」(はらぺこあおむし)で有名です。
アメリカでの値段は、$17.99です。
出版は、SIMON SPOTLIGHTです。
同社のReady-to-Readシリーズの一冊です。
2018年の発売です。
絵本のレベル
本書のレベルは、Ready-to-Read(レディ・トゥ・リード)シリーズ独自の部類では、「READY-TO-GO」に位置付けられています。一番簡単なレベルの作品です。
サイトワード、韻を踏む言葉、繰り返しが特徴で、子供たちがリーディングスキルを強化できるようにつくられています。
あらすじ
ネコはそれをすることができるのかな?
馬は走ることができます。ネコは走ることがえきるのかな?
おんどりが鳴くことができます。ネコは鳴くことができるのかな?
ネコは、他の動物たちができることをできるのかを紹介した作品です。
感想
文章が単純すぎる
この絵本は、Ready-to-Readシリーズの中では、一番簡単な「READY-TO-GO」に分類される作品です。
「READY-TO-GO」に位置付けられる絵本の特徴は、最初に、絵本の中に登場するキャラクターや単語がまとめて書かれている点です。
単語は、Word families(ワード・ファミリー)とSight words(サイト・ワーズ)、Bonus wordsにまとめられています。
例えば、「cat」、「that」は、「at」が共通する、「man」、「can」は、「an」が共通すると説明されています。
事前に単語の分類をしてくれている点は、わかりやすくて、勉強になります。
しかし、残念なことに、この作品は、文章が短すぎます。
1頁に1文の記載なのですが、長くて、5単語から成る文章しか書かれていません。セリフが1単語で終わるページは、10ページあります。
word familiesは、前記のように、簡単なものが2つあるだけ、期待していた分、物足りなく感じました。
この絵本の良さは、最初に、絵本の中に登場するキャラクターや単語がまとめて書いてある点です。でも、その良さを活かしきれていないように思いました。
また、絵本では、「climb」、「crow」、「meow」と言った少し難しい単語が登場します。絵本全体の単語数が少ないことに比べれば、バランスが悪いように思います。ただ、動物に関係する単語なので、仕方がないことかもしれません。
絵が独特
エリック・カールさんの絵は、独特です。
切り絵です。
絵は、色鮮やかな色彩に塗った紙を、切り貼りして、つくられています。
切り絵のため、絵が、丸みを帯びておらず、カクカクしています。
絵は、平面的で、立体感はありません。
私は、英語絵本では、日本語の絵本以上に、絵が大切と思っています。
子供は、英語の文章を理解できません。そのため、子供は、文章よりも、絵から、絵本の面白さを判断しがちです。
我が家の子供は、英語絵本では、かわいい絵や有名なキャラクターの英語絵本に関心を示しています。
その点からすれば、この作品の絵は、絵が少し個性的にすぎるので、英語初心者の子供が興味を持つの絵本かは疑問に思いました。
文章が単調なので、もう少し絵に工夫が施されていれば良かったのにと、残念でなりません。
まとめ
今回は、「Can a Cat Do That?」を紹介しました。
一番簡単なレベルの絵本です。Ready-to-Readシリーズのうち、一番簡単なレベル「READY-TO-GO」に分類される絵本は、英語初心者の方も読みやすい絵本です。
残念ながら、この絵本は、我が家の子供には、一回、読み聞かせをしただけで終わってしまいました。
以下の記事では、Ready-to-Readシリーズの「READY-TO-GO」レベルに位置づけられている他の英語絵本を紹介しています。そちらの記事もあわせてお読みください。
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