ボールが取られた…ジェラルド&ピギーの英語絵本を紹介

ボールが取られた… ジェラルド&ピギーの英語絵本を紹介 英語絵本

英語の絵本を読みたい。

でも、どの絵本を読んだら良いのかわからない…


この記事では、そのような悩みを解消するために、英語の絵本を紹介したいと思います。

英語の絵本は、英語に馴染むのに最適の方法です。

今回の絵本は、A Big Guy Took My Ball!です。

なお、渡米前、私は、4000冊以上の絵本を読み聞かせました。回数で言えば、10000回以上は読み聞かせをしています。アメリカでは、英語絵本の読み聞かせを始めました。その経験を踏まえて、絵本を紹介します。

A Big Guy Took My Ball!とは

今回は、A Big Guy Took My Ball!を紹介します。

Mo Willemsの作品です。

ぞうのジェラルドとぶたのピギーが登場するAn ELEPHANT&PIGGIE Bookのシリーズの一冊です。


アメリカでの値段は、$9.99です。

2014年に、THEODOR Honorを受賞した作品です。


あらすじ

ピギーは、ジェラルドに、大きなボールを見つけたと言います。同時に、ピギーは、大男が来て、僕のボールを取ったとも伝えます。

その話を聞いて、ジェラルドは、憤慨し、その大男からボールを取り戻しに行きます。

しかし、大男の正体は、クジラだったのでした。ジェラルドは、なすすべなく、引き返すのでした。

クジラは、ピギーが自分のボールを見つけてくれことに感謝し、大きすぎて誰も遊んでくれないことを嘆きます。

ジェラルドとピギーは、クジラと一緒に、ボールで遊び、楽しむのでした。


感想

本作品は、ジェラルドとピギーが登場する人気シリーズの作品です。

このシリーズの絵本は、おすすめです。

この絵本は、引き算の絵本です。余計な文章、絵が排除され、最小限の文章と絵だけで表現されています。

しかし、物語は、ユーモアを交えて、友情が描かれており、面白いです。


ジェラルドは、自分が大きいと思っています。ジェラルドは、ピギーのために、ボールを取り返しに行ったところ、大男はクジラであることがわかります。ジェラルドは、クジラが振り返るだけで、何も言えずに引き返します。このシーンは、何もセリフがありません。でも、絵だけで、子供たちの笑いが起きました

ジェラルドは、ボールを取ったクジラは、楽しいことばかりだと思います。でも、クジラは、大きすぎて誰も遊んでくれないことから、小さい方が楽しいことばかりと思います。この両者の思い込みがさらに話を面白くしています。人にはその人なりの悩みがあることがわかります


簡単な英単語しか使っていないのに、子供の笑いを起こせるのは、すごいの一言です。


セリフも工夫がされています。クジラがセリフだけで登場する場面があります。矢印が上から出たセリフだけが描かれていることから、姿が見えなくても、クジラが上から話しており、クジラが大きいことを想像させます。

同じキャラでも、発言によって、フォントの大きさが変えられています。そのことによって、キャラクターの心情の変化を読み取ることができます。例えば、クジラは、普段は、大きなフォントでセリフが書かれており、大声で話していることがわかります。でも、小さ方が楽しいことばかりと言っているセリフでは、フォントが小さくなり、クジラの哀しみを感じさせます。


読み聞かせをする際にも、フォントの大きさを参考にすれば、声の大きさを変えることができので、役に立ちます。


まとめ

今回の絵本は、A Big Guy Took My Ball!を紹介しました。

本シリーズの絵本は、強くおすすめします。

本作もすごいの一言です。

英語の絵本を読み始めるのであれば、本シリーズの絵本から始めるのがベストです。

以下の記事では、ジェラルド&ピギーの他の絵本も紹介しています。そちらの記事もあわせてお読みください。


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