英語の絵本を読み聞かせしたい。
でも、どの絵本を読んだらよいのかわからない…
でも、どの英語絵本を読んだらよいのかわからない。
この記事では、悩みを解消するために、英語の絵本を紹介したいと思います。英語の絵本は、英語の学習に最適な方法です。
今回は、BIG CAT, little catです。
なお、渡米前、私は、4000冊以上は絵本を読み聞かしました。回数で言えば、10000回以上は読み聞かせをしています。アメリカでは、英語絵本の読み聞かせをしています。その経験を踏まえて、絵本を紹介します。
BIG CAT, little cat
この絵本は、Elisha Cooperさんの作品です。
2017年の出版です。
アメリカでの値段は、$17.99です。
出版は、Roaring Book Pressです。
本絵本は、2018年にCaldecott Honorを受賞しています。
CALDECOTT(コールコット賞)は、Association for Library Service to Children(ALSC)(児童図書館協会)が、1年間で最もすぐれたアメリカの子供向け絵本を表彰するものです。
最も優れた作品がCaldecott Medal、次点の作品は、Caldecott Honorになります。
あらすじ
大きな白猫がひとりで暮らしていました。
そこへ、新しい猫がやってきました。それは、小さな黒猫でした。
白猫は、黒猫に、生き方を教えました。
月日が経ち、黒猫は大きく成長しました。
ある日、年老いた白猫は、姿を消しました。
大きな黒猫の元には、新たに白い子猫がやってきました。
感想
この作品は、老いてゆく命と新しい命のつながりを描いています。
本作品は、文字が最小限しか使われていません。使われている単語も中学生レベルで、簡単に読むことができます。絵が中心に据えられており、文字の配置が絵を邪魔しないように工夫されています。
絵の特徴としては、白と黒のモノクロが中心です。背景も白です。
途中で、背景に色がついていることがありますが、これが猫の感情をうまく表現しています。猫同士がじゃれ合っているページは、背景が黄色になり、喜び、楽しみをあらわしています。白猫がいなくなった場面では、背景がグレーになり、哀しみを表しています。
猫の絵は、シンプルながらも、その動きなどから、猫の感情が伝わってきます。
自分の人生の終わりが近づいたことを悟った大きな白猫が姿を消すシーンは、猫の習性をよく理解していると感じました。
表紙は、大きな白猫、小さな黒猫が描かれていますが、裏表紙は、小さな白猫、大きな黒猫が描かれています。本文を読めば、なぜ表紙と裏表紙で絵が変化するのかその理由がわかります。
まとめ
今回は、BIG CAT, little catを紹介しました。
命のつながりを考えさせる素晴らしい作品でした。
この絵本は、子供が学校で借りてきましたので、読み聞かせしました。
英語は簡単ですが、生命というテーマ自体が少し難しいので、4歳以上のお子様、もしくはそれ以上の年齢のお子様向けだと思います。
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