子供に、どの絵本を読んだらよいのかわからない…
この記事では、そのような悩みにお答えするために、絵本を紹介します。
今回の絵本は、あきらがあけてあげるからを紹介します。
渡米前、私は、4000冊以上の絵本を読み聞かせしました。回数で言えば、10000回以上は読み聞かせをしています。アメリカに来ても、英語の絵本を楽しんでいます。その経験を踏まえて、絵本を紹介します。
あきらがあけてあげるから
今回は、あきらがあけてあげるからです。
ヨシタケシンスケさんの作品です。
PHP研究所の発行です。
第1刷発行は、2021年です。
あらすじ
あきらは、チョコがたべたいので、チョコの袋を開けようとします。
に~、い~、に~…何度も挑戦しますが、袋はあきません。
あきらは、仕方なく、お母さんに、袋をあけてもらいます。
アキラは、袋をあけるお母さんの姿を見て、大きくなったら、何でもあけられるようになり、自分のぶんもみんなのぶんもあけてあげたいと思います。
あきらは何をあけるのでしょうか…
感想
アキラの空想が面白い
この絵本は、アキラの空想が物語の中心に置かれています。
アキラは、今の自分ではできない袋を空けることに思いを馳せます。その憧れから、アキラは、色々なものをあけていく将来の自分の姿を想像していきます。
最初は、食品やジュースなど日常のありきたりなものを空けていきますが、徐々に、想像が膨らみます。最後には、動物が閉じ込められた檻を開けたり、家を半分に割ったり、地球を半分に割ったり。
日常の何気ない風景から空想が展開していきます。
あきらが予想外のことを空想していくことに、面白さを感じます。
一番最後に、あきらは、おとうさんの近くにお菓子をもっていくことで、おとうさんの口をあけることができます。何もあけることができないと思っていたあきらが、あけることができ、笑顔になります。
おとうさんをあけるという発想は斬新です。すごいです。
あきらは、読者の心の扉をあけてくれました。
擬音語が良い
この絵本には、さまざまな擬音語がでてきます。ビンは「カパッ」、ジュースは「キャパッ」、お菓子は「ピリッ」などです。
しかも、擬音語が連続で登場するので、リズミカルに絵本を読むことができます。
我が家の子供もこの擬音語が好きです。
まとめ
今回の絵本は、あきらがあけてあげるからを紹介しました。
この絵本は、日本に住む両親が日本で購入して送ってくれました。
ヨシタケシンスケさんの作品は、日本でも何冊も購入しています。
ヨシタケシンスケさんの絵本は、良い絵本が多いですが、この絵本もおすすめの一冊です。
以下の記事では、他のおすすめの日本語の絵本を紹介しています。あわせて、そちらの記事もお読みください。
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