子供にどんな絵本を読んだらよいのかわからない。
この記事では、そのような悩みを解消するために、絵本を紹介します。
今回は、どうすればいいのかな?を紹介したいと思います。
この絵本は、おすすめです。
私は、4000冊以上の絵本を読み聞かせしています。回数で言えば、10000回以上は読み聞かせをしています。アメリカでも、英語の絵本を読んでいます。この経験を踏まえて、絵本を紹介します。
どうすればいいのかな?
絵本の情報
今回は、どうすればいいのかな?です。
ぶん・わたなべしげおさん、え・おおともやすおさんの作品です。
福音館書店の発行です。
第1刷発行は、1980年です。
こどものとも年少版に掲載された作品が絵本化されています。
渡辺茂男さんは、ニューヨーク公共図書館児童部に勤務され、元慶応義塾大学文学部図書館学科教授であった方です。
対象年齢
絵本に記載された対象年齢は、1才半から4才です
英語版
英語版も出版されています。
英語のタイトルは、「How do I put it on?」です。
あらすじ
くまくんがおでかけをしようとして、準備をしています。
まずは、シャツを着ようとします。
でも、「しゃつをはいたらどうなる?」。間違って、ズボンのようにはいてしまいます。「シャツはきるもの」。
その後は、ぱんつ、ぼうし、くつ。
くまくんは、うまくおでかけできるでしょうか…
勘違いが面白い
この絵本は、くまくんの勘違いが面白いです。
「しゃつをはいたらどうなる?」「どうすればいいのかな?」という表現の横に、しゃつをズボンのようにはいてしまったくまくんの絵が描かれています。
でも、次のページには、「シャツはきるもの」と正しいシャツの使い方が書かれています。
シャツをはいてしまう、この勘違いが面白いです。
ぱんつ、ぼうし、くつでも同じような間違いが繰り広げられます。
私の子供もくまくんの間違いを笑って、聞いています。
作者の方の経歴を見ていて、英語の単語を想像しました。英語でいえば、シャツを着るのも、パンツをはくのも、帽子をかぶるのも、くつをはくのも、全部、「wear」という動詞で表しますよね。
英語では、単一の言葉を使う場合であっても、日本語では細かく使い分けをしており、その使い分けが少しズレていることが面白く感じました。
表情が豊か
このくまくんの絵が、表情豊かで良いです。
くまくんが表情豊かに描かれています。
本絵本では、笑った顔以外にも、困った顔、悩んだ顔が魅力的に描かれています。本当に、困ったり、悩んだりしたように見えてきます。
また、文章と絵があっています。文章にあわせて、適切な絵が1枚ずつ描かれています。
背景が真っ白なので、くまくんに注目を引き付けることにもなっています。
まとめ
今回は、どうすればいいのかな?を紹介しました。
この絵本は、子供というよりも、親である私が好きで購入しました。
シンプルな内容ですが、よく考えられている良作だと思いました。
この絵本は、強くおすすめします。
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