アメリカ小学校の時間割から4技能を学ぶ順番がわかった件

アメリカの小学校の時間割から英語4技能を学ぶ順番がわかった件 オンライン英会話

こんにちは。エマです。

アメリカの小学校の時間割ってどんなものだろう?

そんな疑問にお答えるために、今回は、子供が通う公立小学校(小学2年生)の時間割を紹介します。


私は、子供の英語力を伸ばすには、まずは、子供が通う小学校の教育内容を理解しなければ…とアメリカの小学校の情報を集めています。

子供は、完璧には英語を理解できていないため、授業内容は、学校から配布されるプリントから推測するしかありません。しかも、先生は、プリントをほとんど配布してくれません。


今回、時間割がもらえたので、紹介します。あわせて、時間割を見て、4技能を学ぶ順番についても考えたことから紹介します。

アメリカは教育内容が全国で統一されていない

日本には学習指導要領で教育内容が一律

日本では、国が、統一された教育内容を決めており、全国どこでも同じような教育を受けることができます。

例えば、学習指導要領によって、学校で教えられる教育内容は統一されています。教科書も、教科書検定を通ったものを使用します。

アメリカは州によって教育内容がバラバラ

しかし、アメリカでは、教育は、国ではなく、州に委ねられています。国は、統一した教育カリキュラムを作成していません。

そのため、州よって、教育内容がバラバラです。州内でも、school district(スクールディストリクト、学区です)によって、教育内容や教育方法が異なります。しかも、個々の先生の裁量が広いです。

子供の学力が他国に比較して低いことに危機感をいただき、2009年には、民間団体がcommon core state standard(コモン コア ステイト スタンダード)という教育のカリキュラムを作成しました。カリフォルニア州もコモンコアを採用しています。

しかし、コモンコアでは、大まかな教育の達成目標が示されているにすぎず、依然として、教育方法はschool district先生の裁量にゆだねられているのは変わらないのが現状です。


よくわらかない時間割

どのような時間割にするかは、ある程度、先生の裁量に委ねられています。

時間割を印刷して家庭に配るのかも、先生に委ねられています。

そのため、先生によっては、時間割をくれず、子供が学校で何をやっているかわかりません。

我が家の子供は、カリフォルニアの公立小学校に1年から通っていますが、時間割がわかりませんでした。

なぜなら、先生は、時間割を配布しなかったからです…

子供の送迎のために、学校の開始時間と終了時間は、教えてもらえます。

それ以外の細かい時間割、休憩時間は、わかりませんでした。

子供から聞いて、推測するしかありませんでした。


小学2年生の時間割

2年生になって、ようやく時間割が判明しました。

2年生の担任の先生は、時間割を配ってくれました!!

詳細な時間割は、以下の通りです。

時間
8:35~9:35Early BirdsEarly BirdsScienceEarly BirdsEarly Birds
 休憩休憩休憩休憩休憩
9:45~10:45WritingWritingWritingWritingWriting
 休憩休憩休憩休憩休憩
11:05~12:15MathMathMath/MusicMath/P.E.Math
 昼食昼食昼食昼食昼食
1:00~2:00Social StudiesSocial Studies
/ Science
P.Efree choice activitiesLibrary
 帰宅休憩帰宅休憩帰宅
2:10~3:10 ELD ELD 




子供が通う小学校は、同じクラス内でも、生徒によって、early birds、late birdsで登校時間が異なります。子供は、early birdsですので、8時35分までに登校します。

子供の話では、early birdsの時間は、先生が英語の本を読んでくれたり、英語の本を読んでいる映像を流したり、自分で本を読んでいるようです。つまり、Reading(読書)の時間です。

Writing(作文)は、実際にあったことや架空のストーリーを考えて、作文を書きます。

ELDは、英語が母語でない生徒が参加する英語学習の特別授業です。子供は参加していますが、ネイティブの子供は参加せず、帰宅しています。

なお、Science(理科)、Music(音楽)、Library(図書)は、担任とは別の専門の先生が教えます。


子供の時間割からわかったこと

writing能力の育成に重視

子供が通うクラスでは、Writingの授業が週5回もあります。


Writingでは、実際に、子供が文章を書いていきます。スペルや文法がメチャクチャでも良いので、自分の意見の書き方を学んでいきます。

学校では、Writing能力の育成に重点が置かれてることがわかりました。

時間割から読み取れる英語学習の順番

Writingに重点を置いていることから、非ネイティブが英語をどの順番で学習すれば良いのかを考えました。

結論として、非ネイティブの子供は、①リスニング→②スピーキング→③リーディング→④ライティングの順番で、英語を学習していけば良いと考えています。


以下、簡単に説明します。

英語の4技能

英語を使えるようになるには、以下の4つの能力が必要です。4技能とも呼ばれています。

  • Listening(リスニング・聞く)
  • Speaking(スピーキング・話す)
  • Reading(リーディング・読む)
  • Writing(ライティング・書く)


4技能を学習する順番

時間割の通り、小学校では、リスニング、スピーキングの授業はありません。

ネイティブは、家庭内で、英語を聞いたり、話したりします。キンダーガーデン(幼稚園)でも、フォニックスを習いますので、リスニング、スピーキングの基礎は、幼稚園の段階で既にできています。その前提で、ネイティブは、小学校で、リーディング、ライティングの授業を受けています。

我が家の子供のような非ネイティブは、そもそも、リスニング、スピーキングの能力がありません。そこで、まずは、ネイティブのように、リスニング、スピーキング能力を伸ばす必要があります。リスニング、スピーキング能力がないまま、リーディング、ライティングの授業を受けても、効果的に、英語の能力は伸びません。

一方、子供が通う小学校では、リーディング、ライティングの授業があります。

リーディングの授業は、子供が一人で、難しい本を読めるようになるために、語彙を増やしたり、文法を学んでいます。

子供は、小学校1年時は、ライティングの授業はなく、リーディングだけでした。1年の途中からライティングの授業が始まりました。



これは、リーディングよりも、ライティングの方が、難しい作業で、より高度な英語能力が求められているからです。

このように、アメリカの小学校の時間割を見ていると、非ネイティブも、①リスニング→②スピーキング→③リーディング→④ライティングの順番で学習していくのが良いと考えています。



どれか一つだけをやるのではなく、リスリングとスピーキングのように、いくつかの能力を同時に学ばれば効果的です。

これは、日本人が日本語を使えるようになるのと同じです。

日本人は、生まれたときから、両親の日本語を聞いて、リスニング能力を育てます。3歳ぐらいになれば、少しずつ日本語を話すことができるようになります。そして、幼稚園ぐらいで、自分で少しずつ絵本を読めるようになります。小学校で、日記や作文を書いて、文章が徐々にかけるようになります。

日本語と同じで、非ネイティブの子供は、英語も同じ順番で学習していく必要があるのです。

まとめ

今回は、子供が通うアメリカ小学校の時間割を紹介しました。

残念ながら、子供は、ライティングができまるでの英語レベルに到達していません。授業中、全く何も書けていません。

我が家では、今の段階では、ライティングはあきらめ、リスニング、スピーキング能力の学習を中心にしています。同時に、簡単な英語絵本の読み聞かせで、リーディング能力を少しずつ高めています。



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